アロハシャツの生地

レーヨン

レーヨン,生地,アロハシャツ

アロハシャツの王道。

一般的なイメージのアロハシャツはこのレーヨン製。


<メリット>

独特の光沢、ドレープ感があり肌触りが良く吸湿性に優れる。

デザインが豊富で各ブランドからリリースされている。


<デメリット>

水に濡れると縮みやすい

(一般論として5~10%程縮むことがあります。)

確実にケアしたい時はクリーニング店に依頼するのがベスト。

自分で洗濯するときは手洗いによる洗濯を推奨する。


デロチャンク店長のレーヨン製アロハシャツの手洗い報告はこちら!


アロハシャツのレーヨン生地は、羽二重、フジエット、壁縮緬など細かく分かれるがまたの機会に取り上げます。


シルク

シルク,生地,アロハシャツ

<メリット>

肌触りが良く高級感がある。

薄くて透け感がありまるで来ていないかのように軽やか。

天然繊維なので肌に優しい。


<デメリット>

丁寧な扱いが求められる。

水に濡れると縮みやすい。汗による変色が起こりやすい。

虫食いに弱い。作っているメーカーが少ない。

以上の事から、

クリーニング店でのケア、もしくはおしゃれ洗剤使用の手洗いを推奨。保管に際しては風通しの良い日陰にて防虫剤は必須です。


(余談)

店長ギーヤナ所有のAVANTI/アヴァンティは自宅にて手洗い陰干しで洗濯していますが、縮みはほぼありませんでした。

初めて買った時は薄っぺらいし洗濯して大丈夫かな?と悩みました。でも試してみたい衝動に駆られトライしてみました。

また、色移りもなく、シーズンオフも防虫剤を入れて次のシーズン普通に大丈夫でした。長いモノではすでに数年これで大丈夫です。

キッチリメーカーさんにも確認済みです。手洗い推奨で縮みはほぼないそうです。有るとしても非常に最小限ですとの事です。

僕はこのやり方でいいんです。僕はね。

コットン(綿)

コットン,生地,アロハシャツ

気軽に着れる素材。1950年代後半以降アロハシャツの生地はコットンに移行していったとされる。現在では各ブランドから様々なスタイルを選ぶことが出来る。


<メリット>

扱いが楽。気楽に羽織れる。

使い込むと味が出る。

レーヨン、シルクに比べると丈夫。

洗濯時に特別気を使わなくても良い。洗いざらしでも着れる。


<デメリット>

特になし。よく考えましたが枚無いです。


(余談)

コットン製のアロハシャツは暑い夏には不向きと見る方もいらっしゃるかもですが、果たして本当にそうでしょうか?

汗を吸い、風通しも良い(構造上は)、乾きも良い、三拍子揃ったいい事尽くしのアロハシャツです。

夏以外には長袖アロハシャツでインナーにも着れる。

どうでしょうか?僕はコットン製アロハシャツ全然好きなんですが。

また「裏生地使い」(リバースプリント)というのをご存知でしょうか?

裏生地,リバースプリント

通常裏側になるべき生地が、表になってる仕様です。(こっちが表地になる↑)

(ホントはもっと手の込んだ過程があるそうですが、わかりやすく端折らせて頂きます。)

裏生地,リバースプリント

(こっちが裏地になる↑)

これは「太平洋のブルックスブラザーズ」と言われる「レインスプーナー」が1960年代にはじめて採用した技法と言われています。

派手なアロハシャツのイメージとは打って変わって、程良いかすれ具合により大人なアロハシャツに大変身。

以後様々なブランドがリバースプリントで製品をリリースしています。


コットン+ポリエステル混紡

60/40

コットン60% ポリエステル40%のような混紡生地。

レインスプーナー社の「スプーナークロス」(商標登録されています。)などが有名。アロハシャツではないけれどシエラの60/40パーカーなども同じイメージですね。


<メリット>

丈夫で長持ちする。シワになりにくい。

手入れが簡単。使い込むことでしなやかになる。


<デメリット>

特になし。考えたけどないです。ホントに。

<総括>

アロハシャツは生地によって見てくれの印象も全然変わってきます。

更に、洗濯、お手入れ、注意点,保管方法まで結構違うんですね。

本来のアロハシャツを楽しみたい方は「レーヨン」でしょうか?

ザクッと扱いやすさ重視なら「コットン」でしょうか?

色々試してアロハシャツライフを満喫して頂けたら嬉しいです。

 


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